三十三間堂の東にある養源院
このお寺は歴史上、戦国時代を生生しく感じさせるお寺でした。
秀吉の側室淀殿が 父浅井長の追善のため秀吉に願って建立、
後火災にあい、
徳川秀忠の妻お江さんが伏見城の遺構(血天井)
を移建した本堂があることでも有名。
その霊を慰めるため俵屋宗達の象や獅子、麒麟等が杉板に画かれている。
このお寺には浅井長政の、お市様のお墓、そしてお江さんのお墓が三角形の位置に立てられています。もとは秀吉に願って茶々さんが、そして敵対した徳川のお江さんが
反対されるも京都には浅井家ゆかりの呉服屋「雁金屋」の助けもあって再建された。
その雁金屋の当主尾形宗謙の二男は光琳、三男は乾山という偉大な芸術家である。
雁金家の初代、尾形道柏は浅井藩の士で、その業が栄えたのは三人の娘の引き立てがあったからといわれている。
道柏の妻は、本阿弥光悦の姉法秀だった。
なるべくしての血筋ですね。
でもこれほど歴史のよく知られている部分に関わりの深いお寺だとは知りませんでした。
お江さんは芯のある強い人だったように思えます。
この後は京都の老舗「木乃婦」さんにて舌に美術を!
70年の老舗、3代目の
高橋拓児さんの新しい感覚が目にも舌にも感動を与えてくれる、
そんなお料理でした。
数々をご案内します。
お茶のことなら何でも知りたいと思う私はやっと高山寺に行ってきました。
茶畑を見ることと、
明恵上人が栄西禅師からお茶の種をもらい、
その地に植えたという日本のお茶の木のゆえんを確かめに。
ちょっと大そうですね(>_<)
まずは国宝の石水院へ
入ってすぐにとてもいい香りが、知っている香りなのに思い出せなくて。
皆さんは知らん顔で奥へ行かれる・・・
ここには明恵上人の座像が安置されている。そこを特別開けて頂き座像を見せて頂きました。軸に書かれているのは晩年の上人、ここには若い頃の上人です。
これは哲学者・鞍田崇先生のご案内によるものです。
学生の頃この寺でアルバイト?をされていて、結婚式もここで明恵上人に誓われたそうです。
こんなご縁はなかなかないですよね。
そこへ現れたのが
「ここ」ちゃん5歳。
ここべえって呼ばれてたわ、この高山寺に捨てられていたんですって。
なんという幸せに呼び寄せられたのでしょうか、ここちゃん良かったね。
明恵上人のやさしい心が呼び寄せたんだね。
ここが茶畑、広くはない。しかし保存管理が大変なんですって。お世話は宇治の茶園さんがされているとのことです。あと遺香庵庭園の保存も大変だそうです。
明恵上人の人柄について沢山の方が慕われていることや書物を残されています。
明恵上人のことを知ることができ栄西禅師との関わりが紐溶ける、既にわかってることですが、私はこれからです。
1615年本阿弥光悦が徳川家康から拝領した地、京都洛北鷹ヶ峰 光悦村からはじまった。
本阿弥光悦、俵屋宗達らが創出した美の系譜は、100年ほど後に尾形光琳・乾山の兄弟、に受け継がれ大正時代に美術史関係者が造り出した言葉、光琳の「琳」を
とって名付けられた名称です。この琳派が「RIMPA]として広く欧米の人々を魅了。
何故か100年ごとに盛りあがる琳派、2015年、400年を迎えるにあたっ
て各地でイベントが行われるでしょう。
尾形乾山写金彩色絵向皿
上
野々村仁清金彩色入木瓜
左
尾形乾山写刷毛目花形平向
亀末廣さんのお菓子をいただきました。
「涼しろ」緑の涼しげなお菓子が硝子に広がります。
深いので取りにくいかなと思ったけれど、
しっかりしていたので
すっとお箸がなじみました。
お稽古の帰り、お教室の近くの
「うつわ京都やまほん」さんに寄り
煎茶の道具にと思いこの4品を買いました。
急須ポットはきっと家庭で普段に淹れるお茶用でしょうね。
小さめですが紅茶でもOK。
注ぎ口のあるものは
ミルクピッチャー見たいですが
何にでも使えそうです。
作家は伊賀の 城 進(じょうすすむ)さんです。
ガラスの器は
一つ一つの手吹き硝子、
波打つ様が光を透すとおもしろい。
作家は福岡飯塚市の
横山秀樹さん。
このほか美しい色つきの
泡立つ部分を取り入れた
グラスの大小がありました。
何にでも使えそう。
早くお茶を淹れてみたい!
このガラスの器はお稽古で
教えてもらったように
花や菓子鉢、建水にも。
楽しみです。
ただ時間が・・・・・
いえ、時間は作るものです。
はい、(^o^)/
京都、姉小路烏丸東入るにかなり古い京町屋のお菓子屋「亀末廣」さん見っけ!
そこに目を引くお菓子がありました。
色合いといい雰囲気といい、古い家にある壁、お茶席の床の間の壁の様です。
そこで早速お茶を入れて味わうことに。
中に挿んであるのは紅葉の葉。
松葉の時もあるようです。
こうして割って器に盛り、みんなで取り回して頂きます。
この器は煮物茶碗の大ぶりな鉢、ぴったり。
お味は、餅生地煎餅の上に和三盆をかけサクサク甘く甘党には止められない美味しさ。
そこで煎茶の登場。
口の中をすっきり、お菓子の引き立ても致します。
皆さん納得です。
今年は小ぶりなのが咲いたのと、雨が少ないのでしっかり立っています。
大きいのが咲き雨に打たれて倒れてしまう、これが一番悲しい!!
ピエールの花びらを乾かしています。ほわっと柔らかいいい香りがします。
奥にあるのはアーティフィシャルフラワーとオリーブの香りの石鹸。
気温が上がってくるこの頃、部屋に香りが広がってきます。
早く乾いてサラサラになったらブレンドしてサシェに。
こちらは先に咲いていたオールドローズと名前忘れてしまった!
ごめんねオレンジちゃん。
をミックスして乾かし、乾きが進んでます。
このオールドはミストレスクイックリー、薔薇図鑑を見るとイングリッシュっていうけど、どう見てもオールドなんだけど?
長年育てています。
最初は咲いてくれましたがダメになったのや一輪だけとか・・・
3年前に新しく大苗を植えたのが立派に咲いてくれました、涙((+_+))((+_+))
来年もがんばるぞ~私。
右手はピエール、左はローブリッター
まだまだですがやはりこの子も今年は色が良くて沢山咲いてくれました、可愛いのです。
一度枯れたと思っていた薔薇。
地上には姿が見えなくなっていたのに芽を出し始めて二年目かな
今年は沢山咲いてくれました。
このチェリーセージ、いつも赤のみで咲いてそれも少しだけ。
それが一本のシンボルツリーを植え替えて空間を取っただけで
薔薇といいこの子といい、
また他の花たちものびのびしています。
新しい急須
1月にお願していた急須が「出来ました」と稲澤さんから連絡をいただき心待ちにしていた二つの急須ご披露いたしますね。
ちょっと深めでぬくもりのあるもの。
季節が春めいてきたので、少し重い感じかなと思って待っていたのですが少し緑がかって軽やかなものだったのです。
早速大胆にも玉露を淹れてみました、教えを思い起こしながら注意して淹れました。
いやいや~いい感じに注げます、おいしくはいりました(自画自賛!)
こちらは色白さん。
貫入の入った青磁に近い色、可愛いでしょう(^-^)
同じ生地で聞香杯になる猪口を頂きました。
こちらは未だ試してないのですがとても楽しみにしているのです。
高台寺一念坂の「こぶ春」さんで「伊集院真理子」さんの個展
案内状の写真を見て魅かれ、行ってきました。
それらとは全く別の二分した作品に目がいき、なんと奇抜なポット。
こんなのでティーを入れてみたい!
こんなのを思い付かれた伊集院さんに感動!
若い方ならこんなデザインもあるかも知れないけれど・・・そうじゃない!
可愛いし、若々しいエネルギーを感じました。
まず見てくださいね作品を(^-^)
プラチナというと煎茶のお稽古の時、先生がお持ちの急須にもプラチナが、昨年の10月「こぶ春」さんで頂いた「渡邊徳明」さんの茶入れにはゴールドが使ってあった。花の入った花器は西井久芳さんのもの。
陶芸家さんの間ではそういう傾向なのかな?
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おめでとうございます \(^o^)/
お祝いに春バージョンの美鏡を贈りました。女優鏡ともいうんですね。
喜んでくださいました。
春の花、代表の一つでもある 山茱萸 (サンシュウ)
春黄金花(ハルコガネバナ)とも サンシュとも呼ばれています。
秋には赤いグミの様な実がなる
「庭のさんしゅうの木 鳴る鈴かけて・・・」っていう歌「ひえつき節」ですって。
小さい頃良く聞こえてきましたこの歌、まだ耳に残っていますが文字で見るのは初めて。
果肉が薬になり腎臓、肝臓機能の亢進、強壮、冷え性、低血圧、胃下垂、不眠症
などなどに適用があるようでして、なんでも効きそう。
を生けました。
あとは「アストロメリア」と「薔薇」「ヘデラベリー」
サンシュウ
実
ヘデラベリー
以前より興味のあった京刺繍。
区役所に行った時いつもパンフレットが並べてある所でじっくり見つめます。
するとありましたお手頃な受講料でこの貴重な伝統工芸である刺繍が学べる
\(^o^)/
早速FAXを、OKのお返事をいただき行ってきました。沢山の方々が集まっていました。
先生は4名とても丁寧に優しく教えていただきました。
二種の絵柄から私はこの鳥の絵柄を選びました。
仕上げのころに教えてくださったのがこの鳥、正倉院の御物に描かれる鳥たちの中の「花食い鳥」とのこと。
「へ~え!」ってことで喜びいっぱい、知らなかったことが一つ知ることになり嬉しい。
勿論調べましたよ、どれもこれも花や樹帯をくわえていたり、真珠を加えているものは「王の象徴」として冠や首飾りに使われていた。
さてその鳥の名前は「ヤツガシラ」であったり「サンジャク」であったり。
だんだん出来てきました!
節分の室礼
もうすぐ旧正月の節分がやってきます。
鬼あられの入った豆とイワシを置きヒイラギを飾り、鬼 退さ~んです。
下の写真にある鬼は退散する鬼ではなくて家を守ってくれる鬼です。
家というよりはお寺の屋根ですね。
男鬼と女鬼があって家の鬼門に取り付けていたそうで
悪が入ってこないように睨みを効かせている。
因みにこちらは建仁寺の屋根に乗っかっていた鬼でして、
大切なものをお借りしてきました。
あまり怖い顔をしてないの(>_<)
瑞祥新春
煎茶のお稽古で新しい禅語「看々蝋月尽」を知り、
またこの度、瑞祥新春(ずいしょう新春)を知り、
今年はこの語の意味のように沢山の
良いことが受けられますように。
と願いを込めました。
祝い箸
この4月に「ピッカピカの~1年生」になる頌くんが書いてくれました。
両口箸・柳箸・俵箸といいます。
それぞれに意味や由来がありますが、元旦に「年神様(としがみさま)」が一年の幸福をもたらすために降りてこられます。
おせち料理は年神様にお供えし箸の一方は神様が使われます。
そして人はもう一方の先でお下がりをいただくのです。
決して取り箸にして使わないということです。