煎茶のお稽古・お茶の力 ’15 first

事始め   2015.12.12

事始め

 

今年一年を振り返り、重ね重ねの御指導を感謝し、お礼申し上げる日。

 

一穂流は創流20周年を迎え

10月24日京都の春日神社にて

記念行事を行いました。

 

そこで目も耳も初めての体験をさせて頂きました。

 

 

春日神社へ全員参拝をして、

そして能舞台にて執り行われた

のは雅楽の音と共に煎茶連座を

宗家はじめ七名で。

淹れていただいたお茶はみんなにふるまわれた。

 

・舞楽「蘭稜王」

 

・「あわのうた」の唄と舞は

 一景宗家、香景様、穂景様

 

・「あわのうた」出席者合唱

   天地のうた

        皆さん紐解いてみてくださいね、心と身体にいい歌です。

 

    あかはなま いきひにみうく ふぬむえけ へねめおこほの もとろよそ

 

    おてれせえつる すゆんちり しいたらさやわ

 

 

こうして無事過ごせたと感謝の挨拶を

して新しい年も精進していきます。

 

がしかし、もう今日から新しい事を教えて頂きました。

四頭茶会の正式な作法です。

メモを取れなかったので学んでまたいつか・・・ 

後は楽しいお食事タイム。

煎茶の茶風敷を使ってのお手前をさせていただきました。

 

下の写真とは少しお手前が違いますが・・・

部屋にいても外に居るような気分でお茶を楽しむ方法です。

 

8月のお稽古     旧七夕                                 2015.8/1

 

 

旧七夕でのお稽古は

 

粛の茶法

 

茶禅 禅の修行を行っている時に眠気を覚ますため茶頭がお茶を淹れる。


のように煎茶一煎で

茶頭が二人にふるまい

無言で三人がいただく。

 

ここでは淹れた茶を運ぶ振る舞いを学びます。

 

 

 

 


   この夏の句

 

「京の夏」と題して

後の句をお稽古に入った

順に繋いでいく

 

私は次の回なので出来上がる迄にお稽古終わりました。

 

因みに「茶の緑」と

あとはどうなったかな?

7月のお稽古     七夕                                      2015.7/4

 

 

7月 七夕の設え

 

大きな梶の葉飾り

 

こんなに立派な大きな葉は初めて見ました。

 

昔はこの葉の裏に願い事を書いたそうな。

 

裏はざらざらしていて墨がのったのでしょうか?

 

今の墨とは違ったのかも知れませんね。



一穂流茶法道=煎茶教室

 

 


紅茶を淹れました。


このお茶碗は先生が和善さんに


紅茶用として作っていただいた


のだそうです。





深めになっていまして香りを逃がさない。

 

絵は花模様モダンに描かれているように思います。


紅茶は椿堂さんの「京都紅茶」


しっかりお味が出ています。

品茶会    お茶の種類を当てる集まり             2015.4.26

今日はとても楽しいことを教えて頂きました。

お茶の種類を当てるのです。

はじめに同じ条件で淹れた三種を飲み

それぞれの茶名、色、香、味、後味と書きとめておきまして、後に一種類加えてもう一度いただきます。

これが当てていく本番です。

先の三種から四種になるのでかなり曖昧な自分の味覚臭覚、視覚に嘆きます。

一つ間違うと必ず二つ間違います。

二つだと全部間違いとなり0点です。

 

四種   玉露・やぶきた煎茶・嬉野煎茶釜炒・和束煎茶さえみどり


おなじ湯量と温度、抽出する時間に茶葉の量も同じにすると特徴が抑えられてしまうので自分の感性で選び分けることが必要ですよね。

とても楽しいひと時であり、さらにお茶って人に近寄ってきてくれる素晴らしいものだと感じ入りました。

4月下旬  初夏のお稽古       2015.4.18    

藤の森神社で毎年6月15日に行われる「あじさい祭り」


献茶式の後、11時よりお茶席が開かれます。そのお茶席のお稽古が始まります。

初夏らしい美しい設えですよね。


花 まゆみ(枝もの)・あがさ(赤い葉)は花が咲いているのかなと思いました。

3月のお稽古    禅茶     2015.3.7

  表水屋での設え  さらなるお稽古が進みます。


              八人の方に淹れて差し上げる


     いつもは五このたびは八碗


          啜り茶にしてもほうじ茶にしても 


            茶葉と湯、そして間の関係が揃わないと美味しく入りません。

2月のお稽古     禅茶        2015.2.14  



禅茶


4月に行われる

お茶会のための

お稽古が始まりました。



啜り茶


  茶碗に直接茶葉を入れて、お湯を注ぐ


  そして垂れてくる雫を静かに待ち、


  口に含む。


  まったりとした味が広がり、

  

  至福のひと時が得られます。


  二煎目、三煎目と好きなお湯の量で


  違った味の遭遇が始まる。



初煎会           2014.1.31~2.2

  

本日の設えは

 

各部屋にわたって

 

祝いの松竹梅が

 

春の訪れが


一年の志と共に

 

お免状の授与式が行われる

 

授与した後は美味しいお料理をいただき


和やかに語らい、緊張がほぐれ


さらにお茶をいただきました。

 

玉露のお席には 

 

ふきのとうと思いきやタンポポ

 

の花??

 

「フキタンポポ」キク科

 

原産 中国~ヨーロッパ

 

明治時代に渡来

 

葉は款冬花(かんとうか)

 

生薬で鎮咳去痰作用があるとの

 

こと

 

 

 

  

1月のお稽古                 1.24

自娯の茶


自分のために美味しいお茶を淹れることが出来れば、次に一人の友に心をこめて淹れて差し上げる。


煎茶、玉露、

ほうじ茶

いろんなお茶を

淹れられるように。

初稽古・大福茶        2015.1.17



初稽古

 

大福茶と花びら餅

 

宗家からお年玉を頂きました。

 

 

 

 私、花びら餅はあまり好きじ

 

ゃないんですがここのは美味し

 

くて頂けます。


柏屋さん

 

  本日の煎茶花

 


 

  赤い花入れ釉理紅

        (ゆりこう)

 

  花    =松・長春花

        (庚申薔薇)


  不老長寿を表すとのこと

 

 

  瑠璃色というか深い引き込

  まれそうな色です。

 

 

 

 

 

 

 

煎茶急須 万古焼               2015.1.14



四日市市の美月さんの急須


この艶とラインに魅了されました。


購入しようと連絡をつけられるよ

うにある方にお手配頂いたのです

が在庫がなくなっていました。


万古焼にこんなに素敵なのがあると

は!!!  

これはその方の持ち物。


今、焼いて下さっているので待って

る状態。


この急須には他に楽しい秘密があり

ますよ。



今年のお稽古バッグ      2015.1.8


今年は和の柄だけど今様のトートタイプ


朱にしようかと思ったけどやはり黒系になってしまった。


でも落ち着きます。


しっかり必要なものが入ります。


楽しいな(^_-)-☆



2015 お正月                

新年にかけたお軸のこと

 

若かりし頃、当時の泉湧寺の官長直筆のこのお軸

 

なんて書いてあるのか

わからずfacebookにて

お尋ねしたところ

 

弄花香満衣」

花を弄すれば香り衣に満つ」

とのこと。

 

聞いたことある。

そうこの前の句に

 

「掬水月在手」

「水を掬すれば月手在り」

 

煎茶・茶席で掛けられる

禅語軸

 

お稽古教室に観月の頃掛けられてあったのを思い出しました。

 

下句

 

 

唐の詩人

「干良史(うりょうし)作「春山夜月」の詩より


本来は春の夜の優雅さを詠じた句

直接の解釈は詠むがごとしですが、

水を掬えば仏法の光が輝き、花を弄すれば仏法の教えに触れる。


すなわち何時でもどこでも、見るもの聞くもの、

あるものすべてが何一つとして仏法の心理から離れた物はない事を言おうとしている。


ただ私たちはそれに気付かないだけ。否、心がそこにないから、水を掬っても月に気付かず、花を弄しても絹の香りに気付かずにいる。


上句


水を掬す・・・水をすくう     花を弄すれば…花と戯れる

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