2016年  煎茶のお稽古

8月のお稽古

 

本日は夏茶会

 

氷出しではなく、淹れた玉露に氷をいれ緑の葉を置きお出しする。

 

とても清々しく品のある一煎がいただける。

 

こんなハッとするお茶は夏の暑さを忘れさせてしまう。

 

宗家のお手前を拝見できるうれしいお茶会です。

 

 

葉が蓋になっていますのですすり茶のように飲みます。

 

とても冷たいのです。

 

 

7月のお稽古    氷出し

2週目のお稽古

 

今日は座敷に座って、お運びのお稽古もしっかりと。

 

2煎目は替え茶碗にて楽しんでいただくのでそのお盆の運びや、客側の作法などを学ぶ。

 

お茶は煎茶の氷出し

 

茶の量と湯の量、温度は云うまでもなく、氷の中を透したお茶は茶杯を透して茶托まで冷たくする。

 

その冷たさを楽しむのです。

 

1週目のお稽古

 

七夕茶会  氷手前  7月2日

 

毎年この時期は暑くなるので

水出しより氷を使って煎茶をいただく。

 

=🎋座敷を山あいに見立てて=

床の間に

竹のお軸を掛けて

 「竹聲風韻」

調べたところ、江戸後期の文人・頼山陽が詠んだ言葉に、「茶色竹聲(ちゃしょくちくせい)」という言葉にあります。

この竹聲、庭先で風になびく竹の聲(音)と。

風韻、すぐれた趣、風流な趣などで

お香の種類の銘にもなっています。

 

よくお茶会に寄せていただく

椿堂さんの奥にある茶房が

「竹聲」です、今気が付きました。

 

今日のお稽古で「頼山陽」「竹聲」

を学びました。

 

 

 

笹に願い事を書いた短冊を結び

 

織姫、牽牛の切ない恋を教訓に

人は怠けてはけない、精進あるのみ。

とは言うものの、こうしてお茶のお稽古には楽しい事が一杯あります。

 

 

ここでしっかりお稽古

 

おいしい氷だしの冷たい

 

お茶を淹れるお稽古をします。

 

敷物を短冊に見立てて

 

 

 

「水流にのせて」

 

叶った願い事も

まだ叶っていない願い事も、感謝とともに

笹を川に流しましょう

 

昔は流しましたよね

今はだめですが

一つの行事でした。

 

 

 

    お軸、茶杯と部屋全体がその趣を設えていく、このお稽古も大切なことだと。

    招く方も招かれる方もこの意図を感じる感性を持つのは大事なこと。

6月のお稽古  連座

 

今週は近くに向かい合ってのお手前。

 

お稽古していて前半は

ほんとに清らかな気持ちで入り込めましたが、

後半は何故かあたふたとしてしまう。

 

何故かな?

 

まだ覚えてないからだ!

 

それもあるが自分で設えがしてみたいという気持ちがあることに気が付きました。 

そう思わす宗家のお手前でした。

 

 

6月のお稽古  連座

梅雨に入るとむしむしとして

気分が滅入ってしまう。

 

今日の設えでは水を連想する敷物を使って。

 

このままでもいいのですが

一通りのお稽古が終わった後に

好きなように配置を変えて楽しみましょう。

アメンボウのように波紋を起こしてみてはどうかな。

 

 

     

 

 

      終わりの姿

5月のお稽古  連座

ことしの秋 11月5日(土)に行われる

「煎茶連座 奉納会」に向けてお稽古が始まりました。

 

流れるようにお点前がつながるといいのですが・・・

 

まず始めは手順を覚えること。

 

それには手順の意味を知っていかなくては・・・

茶を愛しむ心が作れない。

黄檗山で買ってきました瓢箪の柴漬け、お酢が効いたおいしくて珍しいものです。

4月のお稽古    香煎

「桜香煎」

  桜の季節

 

一煎目は桜の香りを味わう。

そして玉露、煎茶、釜炒り茶など

どんなお茶を淹れてもよし。

 

和みの場になるように花も味わう。

 

 

お軸は

 

柳が描かれ、

 

文字で「花紅」花は紅い

 

自然のままに

 

あるがままに

 

という意味

 

心を「穏やか」に持つこと

 

を年頭に掲げたので

 

一年を通して自然のままに

 

過ごしたい。

 

 

 

 

3月のお稽古    玉露と煎茶     2016.3.5     

 

万古焼の急須にて

 

茶箪笥にしまってあ

るお道具を取り出し

展開してゆく。

 

横から移せばよかっ

た、とても穏やかに

浅いのです。

 

 

小物を入れる箪笥、昔はよく

見かけましたよね。

 

母の持ち物にもありました。

懐かしい思いです。

 

上の引き出しには一式入っています。

 

一つ一つ出して花咲く、そして

心に開いてゆく高鳴りと

体にしみるお茶の味とが重なり

その場に居合わす者へ幸せを。

 

 

対座点前    2月の温かいお茶    2016.2.20

 

 

寒い季節には熱いお茶が何より

 

二種のお茶を続けて淹れます。

向かい合ってのお点前。

 

お湯の沸き加減が合うといいのですが

揃わない場合もあります。

 

煎茶と玉露折茶

 

いつもと違って高温なので

茶葉の量に気を付けてないと

いけません。

 

お稽古は十分すぎることはないと

いつも感じます。

 

 

 

 

春一番に咲く花「梅」について

最近耳にしたのは

 

菅原道真の「東風吹かば匂いおこせよ梅の花あるじなしとて春な忘れそ」

 

そして詩吟の「寒梅」

 

煎茶での梅の花は「白梅」

とのこと

 

今日は美しい青磁の花入れ

「梅瓶」に白梅が。

 

 

お軸は

明治の文人「村田香谷」

雅号が香谷田叔

 

   蜜雪たり江南の路

 

   吟行はるかなるを覚えず

 

   千山ただ一白 

 

   香る處是れ梅の花

 

 

 

 

 

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冬のお点前  ほうじ茶     2016.1.23

花飾り

ほうじ茶、上投法

一煎だし

 

寒い季節には熱いお茶がごちそうではないでしょうか。

 

きびしょう(白急須)を使って。

 

豆のお菓子、大きいからお茶はいつもより多めにね。

 

 

 

飾りつけは香立てと茶入れ

そして袱紗

 

梅の花を描いた敷物で早い春を

演出

 

お点前でふわっと花開きそして

元の姿に・・・

おしまいの姿です。

 

 

 初煎会   2016.1.11

1月11日 初煎会

 

いつもお稽古している

座敷が凛と清く張りつ

めた空気に包まれてい

ます。

 

お福茶の用意がされて

始まりを待っています。

 

赤富士と合った毛氈の

色合いがなんともいえ

ない新鮮さ、そして

古典の中にモダンさを

感じる。

 

 

 

 

橋本関雪の「玄猿」

 

今年は申年

歌会始のお題が「人」

二匹のテナガザルを

親子、夫婦、友人と思いを馳せてみてはどうでしょうか。

 

関雪はかなり動物を描

いている。

私の印象にあるのは

ボルゾイという犬。

かなり珍しい犬を飼っ

ていたということですね。

 

また「木蘭」中国の女性を描いたもの。

父の代わりに男装をして

従軍し数々の手柄を立てたという、歌謡の女主人公。

木の根元に腰を下ろして物思いにふける姿。

美しい女性でした。

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