おけいこ  慈照寺の花   Ⅰ

3月のお稽古     2012.3.18

2月は都合がつかずお休みをしたため、込藁作りの仕上げが今日になってしまった。

お稽古の時間を割いてしまうという焦りが出てしまって(>_<)

花に向き合うことが少なかった、そう思うのです。

 

しかし帰ってから読みました同仁誌の中に「込藁作りにお稽古の時間を多く費やしても、決して無駄ではありません。あせらなくても大丈夫です。」「丁寧に作る人の花はとても美しい姿をしていることに気付かされます。」と道場でお世話下さっている方の言葉がありました。

 

そうなんだ何事も自分のペースでじっくりと納得のいくようにしようと思いました。

今日、以前発行の同仁誌を先生に頂き、読んだことで私のもやもやが消え、この、ことの流れに感謝しました。

 

 

[花材]

 木蓮・貝母・椿・菜の花・しゃが

 

木蓮と向き合う時間が足りなかった、そんな思いがした今日の花

でも椿、貝母の趣が良いので菜の花は低く入れてくださいと先生のアドバイスです。

 

心がなごみますこの懐に。

見てくださいますか、

みなさんも感じてくださいますか。

 

新年はこみ藁作り

遠くに大文字山が・・・
遠くに大文字山が・・・

2012.1.9  7日の義政忌および新年会が行われ、たくさん方が集まり懐かしい方や香港にご一緒した方との再会等楽しいひと時を過ごしたのです。

 

その次の日から3日間 込藁作り、たくさんの藁を奉納してくださる和歌山の立岩さんも見えていました。

珠寳先生自ら昨年手植えされて出来た藁です。

 

2時間ほどして後は家で完成させることに。

お友達と3人で藁の先を見せた状態で坂道を下っていると観光の方が

すみません、そっそれは何ですか?」と。

銀閣寺から藁をかついで歩いてるのは不思議なんでしょうね。

「お花に使うんです」「剣山の替わりに」などちょっと的外れなお返事だったかな?

「へええ!」と納得したようなしないような感じでした。きっとネットでお調べになるでしょう、すみません(+_+)

 

2011.12.25 6回目のお稽古

今日は京都駅伝の日、ちょうど銀閣寺の交差点の手前でトップのランナーが走ってきました。温かいバスの中でみなさんが走ってられるのを最後まで見ることが出来ました。

 

しかし20分程遅れてしまいまして、ハアハア言いながら坂を上りお稽古場までいちもくさん

珠寳先生のご挨拶が始まるところでした、良かった!

花はお正月の装い、みどり松、水仙、椿、千両、熊笹。

 

水仙の葉と袴の組直し方、先月も花方さんより聞いたのですが、今日は珠寳先生から。

最後に花茎がなかなか入らないのがちょっとしたコツを聞くとなるほどというようにすっと入るのです。まあ今回は良かったのかも、いつもいつもそうはいかないでしょう。

 

今日は面白いものを見てください、面白いっていうのは変かな?

興味深いといったほうがいいですね。

水仙が正面を向いてますでしょ、こちらは仏様から見た方なんですよ。

 

立て花は仏様にお供えするものなのです。

 

書院造りの座敷飾りとして立てるときは、いかにもという正面があるようですが。

 

では今日のお稽古したものを見てください。

2011.11.19 5回目のお稽古

久しぶりの銀閣寺、10月は珠寳先生はフランスにて交流のためお留守で休講でした。

朝から大雨です、しかし濡れたお庭や雨煙る山はすがすがしい限りです。

そんな中、秋の紅葉や南天、水仙、白玉(椿)、寒菊が用意されていました。

 

南天を真に白玉を使って、それから水仙、さらに紅葉をと思っていましたが珠寳先生は・・・・見比べてください。

今日は新しい技法が二点ありました。

木(ぼく)の込藁に入る部分の処理と水仙の葉組と竹のヘラ作り。

 

こみ藁を痛めず、花にも心配りをしながら立てていく、そして自然を大切に。

水面の水仙の袴の部分をよ~く見てくださいね。

浮かんでるでしょ^_^ 

どうしてかな?  

なぞなぞじゃないよ!(^^♪

 

 

たくさんの花や美しい花があるとあれもこれもと生けたくなる、花に魅了されどうしてもこの花を使いたい、しかし思うような姿になってくれない。

「そんな時は思い切って諦め他の花を選ぶ、そうすると違ったものが見えてくる、人の生き方もそうですね。」と珠寳先生

ほんとそうですね、出来ないものにいつまでも拘っているより替えることによって早く違ったものに出会え、道は開ける。

 

久しぶりに宮崎先生のお茶をいただきました、おいしかった(*^_^*)

いつもありがとうございます。

2011.9.18 4回目のお稽古 (7月はお休みをしたので(-_-;))

お稽古場までの白木の真新しい廊下や柱、格子の間からお稽古場前の庭を撮らせていただきました。

今日は珠寳先生のお話しがあり見本を立てて下さいました。

花を入れる前の心構え、気を整えてから始める。たくさんの人のいるところで入れる時はみんなの気が揃ったのを感じてから始めるなど。

 

「菊一色というのは、一色の菊の場合と菊のみの一色、他の花にしても同じです」

「花器の向こう半分は仏様の領域、手前は人間界とのこと」そう思って立てる。

 

今日は白菊5本をまず立てる、そして新たに秋の花を。

 

 

 

 

一番背の高いのが真、後は名前があるのかな?

でも真の後ろは仏様側から見ていただくということで正面から後ろの菊が見えなくてもいいのです。

 

仏様には畑から摘んできたものをお供えするということだから自然さを大切にとのこと。

 

 

 

 

このケイトウは粗野でダイナミックな姿でした。

真となる花です。

 

ススキは真ではなく中もしくは添えなんですが真より高くしています。

 

あと小菊とりんどう

 

 

2011.6.19「慈照寺の花」3回目のお稽古

花を生けました、感動です!!

今日は早めにお稽古場へ入りまして、清めのお掃除とお道具を並べ準備ができました。

 

ここで珠寳先生のお稽古始まりのご挨拶

 

こみ藁を花器に挿しその上まで水を注ぎます。またそのお道具がいいのです、お寺にあるものだから一般と違うのです、欲しい!

まっ、さておきまして、花の種類による使い方や方法を教えていただき、後は自分の思うように生けてくださいとのことです。

 

真はこみ藁の中央に竹べらを使い挿します、そして次の花と。

今までの感覚で生けました。

しかし、違いました!水際(足元)が違います、開いているのです。

まずは写真を見てください、美しい、心を表現するかのようです。

=私はまだまだ表現できませんよ=

今おうちでもう一度入れました、心が震えています。

皆さんに写真ではお伝えできるかどうかが心配です。

 

今回からお茶席が変わりまして先生が基本的なルールを教えてくださいます。なんとうれしいことでしょう。

表千家の宮崎先生、俳優の長塚京三さんに似たユーモアのある楽しい先生でした。

また利休にまつわる逸品を手に取り拝見させていただけるのです。

お茶のお勉強になります、次からはメモらないと皆さんにお伝えできません。

すぐ忘れてしまい、すみません。

 

今日の花 = 笹百合・姫百合・桔梗・酢の木・薄(すすき)

表面張力を生かしてぎりぎりまで水を張っています なんと美しい ことでしょう

 

 

2011.5.15 「慈照寺の花」2回目のお稽古です。

今日は花が活けられるう~ ワクワク

 

まずは自分のスペースの清めです、雑巾がけして、順次必要なものを持ち出してきます。花巾を取り出してその上に挟み、小刀、鉈と並べる。

 

前回のこみ藁のつづきを教えてもらう、そして次は!花に触れる、花器に活けられる と心が躍ります。

しかし・・・「かきつばたの葉の見方を」とおっしゃったような む???

また新しいことを教えていただきました、竹の割り方、削り方、鉈や小刀の使い方など。

葉に差し込む竹作りです。写真を見てね(^-^)

 

どうも作っていると時間が終わりに近づいて来たようです、そうです今日はこれで終了です、花を包み、それぞれをかたずけて、清めて終わりです。

後はお茶をいただいていっぷくです。

 

うれしいようなガックリのような。

珠寳先生に教えてていただくのはまだまだ先かなあ、クシュン(-_-メ)。

 

お茶席で慈照寺の名宝ともいうものを拝見できるのはなんと幸せなことでしょう、写真は撮れないのでご紹介出来ず残念ですが、ますますお茶についても勉強しなくてはと感じた日でした。

 

今日の花 = かきつばた・五月梅、なでしこ、ふとい、縞ふとい  

           (剣山に挿しております) 

 

2011.4.17

今日から新しいお稽古が始まりました。

「慈照寺の花」 

以前BSTVで銀閣寺のことが放映されていた時のこと、凛とした美しい姿の花を活けてられました。

なんてきれいなんだろう、花が花である、花が誇らしげにその場所にある、が私の感じたことでした。

 

慈照寺はお茶にも深い関係があり、その意味からも私には学ぶ課題がたくさんあるのです。

 

気になっていたずっと!

 

二度目にパリでのデモンストレーションの様子を BSTVで見ることができた。

そこでまたまた、花の姿の意味などを聞いた時「あっこれは学びたい、教えてほしい」と思い、問い合わせから始まりやっとこの日が来たのです。

 

写真は最初の6枚はお稽古が終わり、帰りに撮った見事な椿の塀です?

清らかに感じませんか?空気がきれいです、これは濃い緑のせいかな・・・

 

お稽古は、米藁で「こみわら」を作る作業、今日はそれだけで終わりでした、次回からのために家でする作業が宿題です。

藁をきれいに掃除して小束を作り、それを花器の幅、太さにさらに束ねることから

始まるのです。

 

次が楽しみ~、しかし宿題はしなくては、必要な日数が足りなくなるうちにしなくては、時間がないよ~ (>_<)

 

お花はいただいて帰りましたので、まあ いつものように活けました。

       = 彼岸桜、芍薬、都忘れ、しゃがの葉 =

 

 

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